人と関わる仕事で求められる感情コントロール

自身の感情をコントロールし、適切な対応が求められる感情労働には、大変な面がたくさんあります。
感情労働が必要とされるのは、主に人と直接関わる仕事です。
相手が人であれば、感じ方もさまざまあります。
ときには、思いもよらない形で感情をぶつけられたり、文句を言われたりするでしょう。
しかし、納得できない理不尽な感情・言動を受けても、サービスを提供する立場としてグッと気持ちをこらえ、相手を立てて冷静に対応することが求められます。

自分の心に嘘をついて演技をし、相手を満足させる感情労働は、精神的なストレスがたまりやすいです。
人にとって、いかなるときも相手を優先し、自身の感情を消化できないのは苦しいことです。
ストレスがたまり過ぎると、うつ病等の精神疾患に発展することもあります。

ストレス過多にならないためには、きちんと気分転換をすることが大事です。
そして、オンとオフの切り替えができる自分を作るようにしましょう。
マイナスの感情を引きずると、ストレスから逃れられなくなってしまいます。
特に、一人だけで悶々とすると、自然にマイナス思考に引っ張られがちです。
そうならないよう、なるべく悩みを話せる人に頼るようにしましょう。

そして、自身の感情をコントロールする余裕をつくるためには、出てくる感情に素直になることも大事です。
人である以上、心の中にマイナスの感情が湧くのは普通のことです。
「私は小さい人間だ…」などと否定する必要はありません。
マイナスな感情を心に抱く自身を許し、まずは自分が受け皿になることで、心は少し軽くなるものです。
嫌な相手や場面に遭遇したら、自身の中でしっかり思いを受け止めつつ、表面上では割り切って演技をするという在り方を意識してみると良いでしょう。

人と関わるサービス業は、日常的に感情労働が発生します。
そういった業界への転職を検討している方は、事前に感情労働の仕事の実態を把握しておくようにしましょう。